国内では色んなグルメが存在しており、いまではコンビニでも本格的なイタリアンやフレンチを買い求めることができるようになりました。そして若い世代の間では和食がブームとなっており、大手コンビニでは京懐石料理の名店が監修を担当した「おせち弁当」の販売もしています。いまでは1日5万食以上も売りあげる大ヒットとなっており、高齢者も買われるケースが増えています。以前はコンビニグルメというと、味が濃い・塩分が強いというのが際立っていましたが、この弁当に至っては、多くの料理人が美味しいと絶賛をするものとなりました。
なぜ大量生産で本格的な手作りの味を再現できているのか、そのカギを握っているのがICソケット・プログラムです。ここでは簡単に、コンビニ弁当を生産している食品工場で取り付けられているICソケットについて、解説をしていきましょう。まずICソケットとは、プログラムを組み込めるマイクロチップのことを指しています。オートメーション工場では必須のマイクロチップで、ラインの制御管理をするのに使われるものです。
このICソケットのプログラムに生産情報を記憶させており、あらかじめ調味料や加熱温度・風味などの細かい情報をインプットさせています。以前は作業スタッフが手作業で炒める・味付けをするという工程を担当していたため、味が均一となることがありませんでした。ところが現在はオート調理となったことで、美味しさの均一化が出来ています。