2020年現在、全国に約1900万人以上の後期高齢者が存在をしています。日本は超高齢化社会となって久しく、その数は1年ごとに200万人ずつ増加をしているほどです。2025年には3人に1人が75歳になることが総務省の試算で明らかとなっており、いまでは各自治体で手厚い介護福祉サービスを提供されるようになりました。健康経営サービスと称されるのがデイケアーセンターや有料老人ホーム、さらには高齢者専門住宅です。
ここでは、これらの施設で必ずといっていいほど設置をされているあるシステムの概要を見ていくことにしましょう。それは見守りサービスというもので、大半が警備会社の健康経営事業となっています。認知症が進んだ方の場合だと徘徊という現象を多く見ることができます。どこのいるのか、安否の確認をするのに役立つシステムです。
このシステムはTOSAのソケットを天井に組み込み、赤外線センサーとGPSの2つを複合させて稼働をさせています。TOSAは以前はパソコンやカーナビゲーションの半導体の開発をなされてきた会社で、本社はオーストラリアにあります。現在では半導体だけでなく、自社独自の精密機器の生産も実施をされるようになりました。TOSAのソケットは世界最小クラスを長年記録しており、とてもコンパクト設計で活用ができます。
見守りシステムでは対象者にICタグを取りつけないといけませんが、TOSAのものだと洋服に縫い付けることも可能です。