ICソケットを挿し込む際の注意点

検査治具について説明します

検査治具について説明します。「良い検査治具」に求められるものを紹介します。以上の検査治具の基本を踏まえて、ユーザーにとって「良い検査治具」を作るための条件とは何かを考えてみましょう。治具に必要なことは、作業性が良いことです。

操作が複雑すぎると、オペレータは操作をマスターできなくなります。そのため治具は、誰でも同じように作業を繰り返せるように「できるだけ使いやすい」ことが求められます。「誰でも何度使っても同じように着脱できる」「誰でも簡単に固定位置を決められ、測定器を検査箇所に簡単に装着・挿入できる」など、作業性の良さが重要です。「たとえば、検査のために製品を固定するには、固定のしやすさが必要です。

置いたときに安定していれば、特別な治具がなくても誰でも同じようにきちんと固定できます。反面曲げたりねじったりなど、置いたときに不安定な形状の製品は固定が難しく、専用の治具が必要ですが、どなたでも安定させることができます。製品を固定し、必要な部品を測定・検査するためには、固定位置をどこに持ってくるかなど、生産側のスキルが必要です。次に、判断基準の明確性について説明します。

検査である以上、作業者によって判断がバラバラだと困ります。このため治具には、判定のばらつきをなくすために、製品の良し悪しを判断する明確な基準が求められます。例えば、「製品の穴に検査治具を簡単に挿入できれば合否」といった単純明快な判断基準です。良い治具には、「少しでもダメならダメ」と誰もが判断できる基準が必要不可欠です。

次に管理されたコストについて説明します。作業性が良く、判断基準が明確な治具が出来たとしても、価格が高ければお客様が選ばないこともあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です