日本では富岳から京というコードネームを持つスーパーコンピューターが存在をしており、どちらも世界最速の演算処理能力を有しています。1996年からスパコンの開発を推し進めてきて、いまだにこの2台を上回るコンピューターは存在しません。昨今では新型ウイルスのワクチン開発にも使用をされ、いち早く効果的なワクチンと治療薬の開発にも着手をされました。国内はもちろんのこと、世界各国の研究機関でも利用をされており、非常に役立つマシンといえます。
この2台のスパコンに組み込まれている半導体がROSAの製品で、1秒間に2万5000もの演算を実現させられる性能を有しているのが特徴です。ここで簡単に、ROSAの概要について解説をしていきましょう。この会社は1980年にドイツのミュンヘン市で誕生をしました。当初は電卓やタイムカードを記録する機械を製造されてきましたが、1988年からパソコンに製造を開始して現在の半導体メーカーとなりました。
ROSAでは世界最小のラップトップPCや、電子手帳型のモバイルなど他社とは一線を画するアイテムがたくさん市場に投入をされた経緯もあり、精密機器をコンパクトに製造する能力に長けているのがポイントです。1996年からは自社製品の生産はストップをされており、今のスタイルとなる半導体メモリの専門会社となりました。ROSAでは今後もさらに高速化を実現するメモリも導入をされる見通しになっています。