ICソケットを挿し込む際の注意点

ICソケットはICの保護に役立てられる

ICソケットとは、ICを直接プリント基板に半田付けせずに半田付けしたソケットにICを挿入して使うアクセサリー部品の一つです。ICは8ピンや24ピンなど、色々なピン数がありますがピン数が増えると半田付けするのに時間を要してしまうことになるので、ICに加わる熱もピン数が多いほど高温度に達しやすくなります。最近は熱破壊などに強い部品が多くなっているけれども、半田付けに慣れていない人が30ピンなどのICを半田付けしようとすると、表面温度は高温度に達していて指先などで触れるだけでもヤケドのリスクが生じるほどの温度になることも珍しくありません。ICソケット自体は熱破壊などが起きることはないので、半田付けに慣れていない人などが直接ICを半田付けするよりもICソケットを取り付けから挿入することでICの保護に役立てることができるメリットがあります。

また、逆向きに半田付けしてしまったときなども、一つずつ半田を取り除く作業の中で熱を与え続けることになりますし、アートワークがとても小さな面積になっているため熱でアートワークが剥がれてるなどのリスクもありますがICソケットを使ったときには、向きを直すためにいったん取り外してから逆向きに変えて挿入するなど工数そのものを大幅に削減する効果も期待ができますし、この場合も熱破壊のリスクはもちろんアートワークが剥がれてプリント基板が使い物にならなくなるなどのリスクを回避できます。

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